気のないSHOW
左が私が描いたもので、右が元々の絵画。新潟の新発田というところにいった際に、
新発田市市民文化会館というというところでこの絵が飾ってあった。どうにも魅かれ
るのだ。地元の作家が描いたものなのだけど、別に有名な人のものでもない。だけど、
なんだか気になって、茜に写真をとってもらい、1年後にまた見たわけだ。この絵、
本当にいいとおもう。作品というのは、本当に作家の名前とは関係ないとまざまざと
おもうのだ。それで模写してみた。やっぱりいい。良い絵というのは、模写してもいいもの
だとおもう。なにが魅かれるのだろうかと考えたのだが、この女が祭壇に向かって願
いをしているように見えるそれでいて、その向こうの祭壇には、なにも引き出されない
、いるかわからないなにかへの諦観といおうか
場末のサーカス小屋のわびしさというのは、自分の中にある失った軌跡が入っている箱のようだ