作品つくりとは


2010-05-05 23:55:27 |

作品つくりとはなにかをぼんやりながらも
今までもずっと考えつづけている。

その作っていくという過程は、自己探求の瞑想であり、
終わってみれば記しとなり、象徴ともなり得る
ものなのだと思い至る。

見せる、あるいは啓蒙する、また象徴のために
作為するということに、どうにも落ち着かなかった。

宗教者が、道を志す祈願と同様に、
自己探求のための道程だと心得ることが
おさまりやすく、なにより行為の永続性に
つながるだろう

自分は何故、作らないのかと考えていながら、
作らないことが、作品のための怠りでしかなく、
あまり自らを責めるものではなかったことは、
自己探求が、常日頃、日常の中で行われて
いるものであったためだろう。

作品を通した探究は、自己に限定はしてはいけい。
あらゆるものの探究が、芸術において
行う ことができる行為であることを
忘れないようにしておきたい。