第一回 人が死ぬことってどんなこと? |
兜 |
あったじゃないですか葬式って何回か?
で、おれねえ、ちっちゃい頃から、
一回も葬式で泣いたことないんですよ、
そうすっと、おれの母ちゃんなんて号泣
する人だから、この子は何者!?的な目
でみられるんですよね、
だけど、おれ、あんま悲しくはないんですよね |
熊田
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ううん、どういう感じなんですか? |
兜 |
さっきもいってたけど、毎日その人と暮らしている
訳じゃないじゃないですか、別に、なんかじいちゃん
とか結構死んだけど、そんなに悲しくはなかったですね |
熊田 |
ううん。まあ、ねえ、みんなそれぞれ同じように、
じいちゃん、ばあちゃんもいるしねえ、兄弟もいるし、
みんな多分まあ、同じような経験するはずですよねえ、 |
兜 |
うん
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熊田 |
でも、おれもねえ、おれもあんまり悲しくないですねえ、
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兜 |
ううん。
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熊田 |
なんだろ、 |
兜 |
あれ、感じ方って絶対人それぞれだと
想うんですよね、色々な意味っちゃあ、
あれだけど、死んだから悲しいってのが、
なんか当たり前になってるけど、
それ、どうかってことはある、 |
熊田 |
まあね、死ぬってことは悪いって、
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兜 |
そう、喪失っていうふうに直ぐに捉えるから、
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熊田 |
うん、うん、うん。それは、どうですかねえ
日本だけですかねえ、他の国も、 |
兜 |
なんか儒教国家とかあるんじゃないんですかね
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熊田 |
ああ、ああ、 |
兜 |
韓国とかひどいじゃないですか、 |
熊田 |
なるほどねえ、死んだら終わりみたいな |
兜 |
あの、その泣き方が尋常じゃないっすよねえ |
熊田 |
あれはねえ、やっぱ環境ですよ |
兜 |
環境ですよねえ |
熊田 |
その、育ってきた環境で、
こういうときは泣かなきゃいけないんだ、
その感情の訓練というか、
そういう、されられているんだよねえ、 |
兜 |
うん |
熊田 |
そういう刷り込みみたいに、気付いてなくて
本人はねえ、だからあの韓国のテレビドラマ
見てもさあ、どうしようもないの作っちゃうんだけど、
なんかなんでも感情に頼ってさあ、なんてのかなあ、
まあ、見なくてもわかる、
あああの人達の作る映画だって、 |
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兜 |
あの、よくあの日本人てねえ、韓国人、
かなり入ってきているじゃないですか、
元々の弥生時代の位に |
熊田 |
元々ね |
兜 |
元々、だから、そういう、 |
熊田 |
そうだよね |
兜 |
あるじゃないですか、九州とかって、
そんな、なんかすごい |
熊田 |
日本でもやっぱ違うんでしょうね、北から南と、 |
兜 |
そうそうそう。なんか九州とか
福岡とか韓国の匂いを感じる。 |
熊田 |
まあ、一概には言えないけどね、
まあ、それも人それぞれだと想うけど、
まあ、でもあるかもしれないですね。
なんですかねえ、なんで死ぬってことが
悪いことなんですかねえ。死ぬ=悪い
って結びついちゃってるから、なんか失ったとか、 |
兜 |
そうそうそう、 |
熊田 |
なんか負的な感情がくっついてきちゃう |
兜 |
おれなんか、今回、おじさん死んで、
楽なってよかったなと思いましたもん |
熊田 |
本人はね |
兜 |
そうそう、 |
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(つづく) |