対談 - Inside promenade
 
 

 

本に書いてあるような話、世間で話されているような話
には、もううんざりした二人がここにしかない話を二人だけ
で話すことがもったいない気持ちになったことから、この
ような対談形式で紹介してみます。
inside promenade=内的散策

 
 
 
 
兜 仁
34歳
新潟県生まれ
ARTをしている
熊田 昌彦
34歳
埼玉県生まれ
小説を書いている
 
     
 

第八回 コミュニケーションについて
 
熊田 売る売らない話は置いておいておいても、
話をしたいんでしょ、みなさん
基本はそうですよね
熊田 話したい、話したがってる・・・・、
こんにちわあとか入りやすく
しちゃうとか、そういう風に傾いて
きてると思うんですよ、
出入り口を敷居を低くしちゃっているといか・・・・
それは、いんだけど・・・
うん・・・、おれの場合はまず作る段階において、
大げさなことをいうと
裏っかわにある宇宙みたいなもんと
コミュニケーションをとってる、
そうありたいと思っているということがあるんだけど
熊田 つくっているときはね

つくっているときは、大げさなことをいうと
向こうのほうからくる伝言みたいなものを
おれが受けてるという感覚も少しあるし、
つまり、そこのコミュニケーションというのは
そこと、おれとの間だけで完結ではないし、
そこから先にいって、揺り戻しがあるから、
ここ(オレ)で終わっちゃったら、出来上がって
ないみたいな感じになっちゃう

熊田 そうそうそう、完成はしていないですよね
基本はコミュニケーションをとりたいから、
向こうから来る伝言の伝達者であり
仲介者としてというか、
とるような役目でありたい
熊田 もちろん、そうですよ
なんで、売る売らないで、そのコミュニケーションが
おかしくなるなら、それはやらないってこと
熊田 そういうことです。おれも、そういうこと
この前も会場で熊田さんと話していたけど
売るがでてくると、どうしてもやばいなんて
話あったじゃないですか
熊田 なんかね
あれね、本当そう思うんですよ
熊田 なんかねえ、わかりますよ、
状況的に、バイトとかしなければならないとか
一定した安定した収入がないところで
みんなに見てもらおうって認めてもらいたい
ってところがあるわけでしょ、
すごいあると思いますよ
熊田 で、まあ、うまくいけばっていうか、
本当はそれで喰っていきたいっていう
それで収入を得れれば何も言うことない
なんか、そうなるとお、それだけになっちゃう、目的が
で、よくある話が、そこをまあ目的で、そこを突破
したら、その概念をとっぱらって自由にやりたい
みたいな図式をよく聞く
熊田 ああ、
まず、そこまで(売れるまで)は我慢して、
喰うまでは
熊田

喰うまでは、やるんだ、じゃあ、

 
喰うまでは、そこの図式で我慢する、
熊田 偉いねえ、、じゃあ、喰うまでは地盤ができるまでは
自分が好きなことは本当はこっちなんだけど
大衆迎合して、
そう、はっきり、そう言う人も結構います
熊田 うーーーん
まあ、乱暴に聞こえるんだろうけど・・・・(戸惑っている)
熊田 乱暴でいいですよ
うう、・・・それしかできない位の才能しかないんですよ!
熊田 そうですよ、結局その程度なんですよ、だから
我慢できる才能なんですよ
熊田 そう、その後がねえ、おれは、その後あるんだって
いうけど、ないですよ!
今やりたいことっていうのは、これ(手元にあるキャンバス)
だってそうですよ、これ、もう2週間置いたらもう、やりたく
ないですもん。
熊田 でしょう、

頭が違ってるから、

熊田 そう、そう、その人が、例えば、うまくいってね
こう色々、そうやって、その後、やりたいことを
やろうとしたとき、ね、そこまでの過程が結局、
どうしようもないことをやってたら、その先はない
ですよ、おれの力は、ここからだといっても、
そこからはもう芽はでないですね
その先はない・・・・
熊田 と、思うんだよねえ、

てか、これ全然難しい話じゃないですよね、
超簡単な話ですよね

熊田 普通だよね
そこらへんごまかしてる・・・
熊田 そう、コニュニケーションとろうとするのは
わかるんだけど、
自分の言葉じゃないってことじゃないですか、
熊田 買う、売るってなっちゃうと
自分の言葉じゃない、やっぱ自分の言葉
で話さないと、会話が成り立たない
熊田 自分の言葉がお金に入っていって、
お金に入った言葉が、また変換されちゃう
そこらへんの、コミュニケーションなのか
金なのかって、融合することはもちろん
あるんだろうけど、そこらへんの区切り
っていうのかを、言う人があんまりいない
じゃないですか、
熊田 いないね
情報がないですよね
熊田 そういう人いるよね
えっ、どこにいるんですか!?
熊田 えっ、違う、そういうこという人がいない?
うん、いない
熊田

いったほうがいいですよ、兜さん

そうなんですよ
  (つづく)
 
 
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  第二回 ポーカーは勝たなくたっていい  
  第三回 能力開発セミナーにもしいったら  
  第四回 どこにリアルはあるの?(1)  
  第五回 どこにリアルはあるの?(2)  
  第六回 記憶されることを基準にすると見えてくる  
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