対談 - Inside promenade
 
 

 

本に書いてあるような話、世間で話されているような話
には、もううんざりした二人がここにしかない話を二人だけ
で話すことがもったいない気持ちになったことから、この
ような対談形式で紹介してみます。
inside promenade=内的散策

 
 
 
 
兜 仁
34歳
新潟県生まれ
ARTをしている
熊田 昌彦
34歳
埼玉県生まれ
小説を書いている
 
 
対談の映像-2回目つづきー
 
 

対談の映像-2回目ー(25.5mb)
これまた重たい・・・

 
 
この対談の模様を映像で見るならココ-1回目-(17.9MB)
ちと重たい・・・じっくり待って (小休止)
 
     
 

第九回 ロックの話って、
 
みうらじゅんのアイデンティティじゃないけれど
ロックをやる人って、社会のなかで、やりたいこと
との軋轢の中で戦うオレみたいな感じがあるじゃない
ですか、あれ、つまらないですね
熊田 そうそうそう、つまんない、
つまんないですよね
熊田 そんなもん人に見せんなと思います、
そんなもんみんなやってるんだし、

「戦う(社会と)オレ」ってなんでつまんない
かっていうと、ありふれた話だから・・・

熊田 ありふれてますよ、だから、そういう
人の音楽も、その程度でしかないから
本当の自分はこうじゃないんだ!的な
社会との軋轢との戦い・・・
熊田 社会・・・
戦いなんて、感じたこと、あんまないっすよ
熊田 おれもない
そういう言葉使いたくなるときもあるけど
ただ、そういう言葉を使うと伝わりやすい・・(笑)
熊田 そうそうそう、伝わりやすいんですよ
別に戦いとも思ってないし、異端だとも
おもってないし
熊田 全然おもってないオレも、全然異端とかそんな、
やっぱそれはどっかで分けてるんですね
自分とは違うみたいな、それがロックだみたいな
ロックの話ってそこらへん多くないですか?
熊田 おおい、ものすごく多いですよ
だから、あの突破できない音楽ばっか
多くなる
熊田 おんなじとこでね
対立図式でしか見てないから、
熊田

そうそうそう、 なんか壁があって、その壁に
ぶつかっているオレ、

 
(笑)
熊田 そう、そういう人達が壁のとこにいっぱいいて
誰も突破しないの、それで
そこで話が終わっちゃうんだもん
ごたごたごたやって
(笑)
本当いうと、壁なんてあったのかぁ ?ってとこで
やらないといけないですよね
熊田 そう、そんなんあったの、そんなん関係ないって、
関係ない
熊田

それね、音楽とか、それだけじゃなくて
全部だと思いますよ

もっと、大股でポンとまたげばいいんだよ
熊田 そうそうそう、そんなん、
うん
熊田 なんかねえ、やっぱ、発想がなんか安易なんですよ
多分 、これが成功の道だ、こうやって、ああやって、
今までこうやってきたのが成功の道だとか、そこに
乗っかってるんですよ、みんな
ああ、
熊田 村上ポン太ってドラマーいるじゃないですか
あの人は若いときから、おれはドラマーにしか
ならねえって、なんだろ、もうそういう路線じゃ
ないんですよ、なに、音楽学校とか、バンド組んだり
とか、そういうのはまったくないの、

おう、

熊田 まったく関係ない路線で、おれはドラムしかやらないって
で、結局ドラマーなっちゃったんだけど
はあ、
熊田 やっぱ、突破するっていうか、関係ないんですよね

関係ない

熊田 そういうこととは
  (つづく)
 
 
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