対談 - Inside promenade
 
 

 

本に書いてあるような話、世間で話されているような話
には、もううんざりした二人がここにしかない話を二人だけ
で話すことがもったいない気持ちになったことから、この
ような対談形式で紹介してみます。
inside promenade=内的散策

 
 
 
 
兜 仁
34歳
新潟県生まれ
ARTをしている
熊田 昌彦
34歳
埼玉県生まれ
小説を書いている
 
 
対談の映像-2回目つづきー
 
 

対談の映像-2回目ー(25.5mb)
これまた重たい・・・

 
 
この対談の模様を映像で見るならココ-1回目-(17.9MB)
ちと重たい・・・じっくり待って (小休止)
 
     
 

第十一回 もしも持ち上げられたら?
   
あのね横尾忠則とか
みんな、先生、先生いいすぎですよ
普通の人でいいんすよ
熊田 そうそう、普通の人なんですよ
あのね、どっかでなんか
権威つけたがるんだよね
そう、リスペクトとかアホな
言い方いうから
熊田 そうそう、そう、

普通の人でいいんすよ
おっちゃんで、

熊田 おっさんですよね
おっさんでいいんすよ
うんこ頭の上に
乗っけてもいいんすよ(笑)
熊田 そうそう、そうそう(笑)
なんでもかんでも
そうやって、よくないですよね
日本の悪弊ですかねえ
うーん。
人間たいしてレベル
変わんないじゃないですか
熊田 まあ、それはそうだよね
あれ、よくないですよ
あれ、なんでよくないかというと
目が鈍る
熊田 そうそう、うん
非常に
熊田 うん

どっかのおっさんが何曜日に
描いた絵でいいんすよ

熊田 うん
すごいものだとしても
熊田 なんでも権威にしちゃうからねえ
そうですよ
熊田

それで問題なのは、
周りが持ち上げたとき
その人が
持ち上がっちゃうのね
いっしょに
ヤメロっていわないで
自分もその気になる
ことが一番やだあ

 

ああ、横尾さんそこは
持ち上がってないから
強いんですよね

熊田 それが普通なんですよ
本当は
人間の性質からいうと
もちあがっちゃいやすい
もちあげられると
うっーとその気に
なっちゃう
そうそう
熊田 そうなっちゃうと
そいつはないな
ってことなんだけど
大変だと思いますよ
持ち上がらないように
することは
熊田

持ち上げられないように
するってことね

うん。タクシーだなんだ
なんでも用意してくれる
熊田 周りがね
フランス料理だ、なんだか
わかんねえけど
熊田

どうします?
兜さんそうきたら
おれ、全部そういうの
断ると思う

ああ、そうすか
熊田 いいよ、やんねえで
なんで、そんな無駄
なことやってんのって
放っといてくれる
って感じ
なると思いません?

ああ・・・熊田さんはなりますよ
そこらへんは強いですよ

熊田 どうでもいい、そんなくだらないこと
今、おれはおれがやりたいこと
やるんだよって
おれは、考えてそこらへん
つくってきた人間だから
天然じゃないですよ
熊田 あはは(笑)
でも、結果的に
いっしょじゃないですか
違います?

いや、違います
質が違います

熊田 おんなじじゃないですかね
おれは、そういうアホな
話になんないように
自分を監視してないと
ヤバイなって
熊田 ああ、じゃあ持ち上げれるときは
持ち上がる
そう!ちょっと持ち上がる(笑)
熊田 あははは、(笑)
ああ、そう
はい
熊田

ああ、でもそれは兜さん
それはないよ
兜さんは

うん・・・
点検は厳しいから
多分、点検して
補正していくんだろうけど、
熊田 うん
だけど、レベルとしてねえ
ちょこっとだけど
鼻高くなるのかも
しれないなあ・・・
熊田 なるのかなあ?
おれ、でもそうなっちゃうと
あれ、気づかないレベルで
なってたりするじゃないですか
そういうこと
熊田 ああ、なるほどね

でも、エゴってなくさないと
なんもダメっすよ

熊田 うん、
なんもないっす
  (つづく)
 
 
次回へ
 
 
いままでの対談
 
  第一回 人が死ぬってどんなこと?  
  第二回 ポーカーは勝たなくたっていい  
  第三回 能力開発セミナーにもしいったら  
  第四回 どこにリアルはあるの?(1)  
  第五回 どこにリアルはあるの?(2)  
  第六回 記憶されることを基準にすると見えてくる  
  第七回  たゆやかなもの  
  第八回 コミュニケーションについて  
  第九回 ロックの話って  
  第十回 健康か、健康じゃないか、それだけ HOME